コラーゲンの経口摂取は意味あるの？
豊富なコラーゲンが含まれるとして、話題になったスッポン鍋。
食べれば次の日の朝に、お肌ツルツルでプルプルするのを実感できるとブームになりました。
しかし、一方でその加熱するブームに警笛を鳴らす情報ももたらされています。
口からコラーゲンを食べても、直接肌が美しくなるわけではない。
そんな反対意見も多く耳に入ってきたのではないでしょうか。
今回は、そんなコラーゲンの経口摂取について、皆さんと一緒に考えてみましょう。
経口摂取に意味はあるのか
コラーゲンについて調べている人は、「コラーゲンを経口摂取しても意味はない」と多く目にしたのではないでしょうか。タンパク質の一種であるコラーゲンは、胃腸でアミノ酸や更に小さなペプチドに分解され、体内に吸収されます。
つまり、コラーゲンを食べても「コラーゲンが直接細胞に届くわけでは無い」というのが、その言葉の根拠になっています。
しかし、近年の研究では、コラーゲンの経口摂取によって、一部のコラーゲンがアミノ酸に分解されることなく血管に存在している事が分かってきています。
１日5gのコラーゲンを約１ヶ月摂取し続けた結果、被験者の角質の水分量上昇が確認できたとの事。
その研究実験では、45歳〜65歳の年齢の被験者に、体のシワ改善が確認されています。
コラーゲンによる美肌効果
スッポンは、日本だけに生息するものではありません。スッポンは、アジア圏に属する多くの国々に生息しています。
驚くべきことに、その国々で等しくスッポンが珍重されてきた歴史の事実があります。
日本だけで珍重されてきたわけではないのです。
スッポンは中国でも珍重されており、やはり滋養強壮や肉体疲労に効果があると古い書物に記録されています。
美容と健康への効果を兼ね備えた食材として研究されており、民間薬としての側面も持っていました。
中国だけではなく、台湾や韓国でも同様に珍重されています。
台湾でも、日本と同様に鍋料理としての調理法が確立されており、健康志向な人々の料理として愛されています。
美意識の強い韓国でも、中国から伝えられたスッポン料理があり、近年では日本と同様に「スッポンコラーゲン鍋」として人気を博しているようです。
いかがでしたでしょうか？
古来から民間薬として利用されてきたスッポンですが、現在までその根拠が解明されていない事実に驚かされます。
しかし、なんの根拠もなしに伝承されてきたわけではありません。
多くの人がその効果・効能を実感したからこそ、今に伝えられてきているはずですね。
今後の研究によって、古来からの伝承を裏付ける、新たな新事実が発見されて行くのではないでしょうか。
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